Makishima’s blog

日々学んだ雑学や面白いことを紹介していきます。

東芝を潰してはいけない

 連日ニュースを賑わせているのは東芝問題ですよね。東芝はアメリカの「ウェスチングハウス・エレクトリック・カンパニー」を買収したのがそもそも間違いだったと言われています。原発ビジネスは始めてから数十年後に初めて利益が出るビジネスだと言われています。2011年の大震災で原発の安全基準が厳格化され、非常にコストがかかるようになりました。この初期投資があまりにも莫大だったため7000億円以上の多額債務に陥ったのです。このせいで東芝は世界シェア第二位と言われる半導体技術を売却してしまうことになってしまいました。

 

このような事態にたくさんの怒りの声がわいています。中には「東芝なんかさっさと潰してしまえ!」という厳しい意見もありました。

 

しかし東芝を簡単に潰せない理由があるのです。東芝社会インフラ事業はエレベーターや中央管制システムなど多岐にわたります。また売るだけではなく補修などたくさんの仕事が必要になります。もし東芝が潰れればエレベーターが止まり、交通事故も多発するでしょう。こんなことが起こったら日本経済がストップする恐れがあります。また東芝半導体は国防にも深く関わっているので安全保障の問題にも繋がっていくでしょう。

 

しかしそもそもは東芝の不正会計が発端なのです。おそらくは東芝を救うために国がお金を出すのでしょうが、その代わりに無能な役員達にはご退場願われるでしょう。